2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑰

あなたも過去を水に流せるかい? 父が他界してまもなく、きょうだいから「今までのことは水に流そう」と言われたことがあった。 その言葉は、半分共感できて、半分共感できなかった。 共感できないのは「なんかしっくり受け入れられんわ」だった。 (「許す…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑯

心の豊かさを説く宗教に振り回されると心が貧しくなってしまう リーダーシップを取れる存在(父)が倒れて、残された者同士でどうにかしなけばならないのに。 母の宗教絡みの思想にまつわる拘りも強すぎるゆえ、一般的な考えの他人には頼れない。 だから助け…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑮

きょうだいは他人の始まり 仲間外れ、ってされたら誰でも嫌なものだ。 私は家族間でも幼少期には分かりやすくそういうことはされなかったと記憶している。 きょうだいのうちの一人は私に対して小さい頃から常にアタリがキツかったが、 どちらかというとただ…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑭

心の世界のサバイバルスキル サバイバル - Wikipedia たとえば爆発事故などの場合は、一般論としては、まず爆発している物からできるだけ遠ざかる、逃げるということが最優先のことになる。(爆発事故の場合は、とりあえず逃げることが先決であり、とりあえ…

今日のあの人は優しさ80%、的な。

人を「いい人」とか「悪い人」とか「冷たい」とか「優しい」とか聞く時に、心の中でよく思う。 「どのくらい?」と。 言い切って決めつけてしまう時に違和感を感じるのかもしれない。 そんな事にいちいち突っ込みして会話の流れを止めるのも面倒だし、その場…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑬

「Don`t Think Feel!!!!!!!!」 あえてアホな自分を自覚してみる 「毒親」をテーマに書いているこのシリーズはどうしても内容が全体的に重たくなりがちだ。 宗教や家族不和という暗い話が多いので仕方ないのだけれど。 ただ、全てが深刻になりすぎてしまうと…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑫

魔界の入り口と魔法の鏡 物事を二元論でしか捉えられなくなってしまう時に人は、関わる人を窮屈で冷たい気持ちにさせる。 健全な自己愛と自分勝手は似て非なるものだ。 不健全に自己愛が肥大化してしまうと、自己満足の悦の世界に浸りやすくなってしまうよう…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑪

自由と無法地帯 相手の自由を奪う思考の人は、たとえ表向きどんなに「綺麗な事」や「正しい事」を言っていようが、その実は家族であっても他人であっても変わらず「毒気」が強いだろう。 綺麗事を隠れ蓑に脅迫観念や罪悪感を植え付けたりするやり方はマイン…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑨

怒りの正体 きょうだいは子供の頃から言葉で通じないと殴る蹴るの力で抑えつける癖があった。 大人になってもそういう支配癖は変わらず、未だに思い通りにならない事があると激しい怒りで人を徹底的に叩きのめすような言動をする。 今はさすがに子供の頃のよ…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑩ 

魔法の薬 傷ついた自分を癒すことを無視したまま、強く立ち上がることはできないと思う。 通常であれば幼少期からじっくりと育まれるはずの健全な自己肯定感を取り戻すのは当然時間もかかるので、一朝一夕のセミナーとかに出る「だけ」では「自己肯定感」は…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑧

宗教戦争 きょうだいは未だに母と同じで宗教への信仰心が篤く現在進行形だ。 だが教祖に名付けられたのはきょうだいの中で私だけ。 それを過剰に称賛していた母の呪いも手伝って、きょうだいからすると小さな頃から複雑なところもあると思う。 だが私は昔か…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑦

心の傷と思想 百歩譲って仮に片方の遺伝が強く出たにしても、性格や気質にしても 確かにどちらか一方に強く似るということはあるけれど、二人の子であり遡れば多くのご先祖様が両方にいるのだから「どちらかだけ」という事はないはずだ。 いくら父の遺伝や家…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑥

家族の教育と遺伝 数多の異なる思想や価値観を持つ人間が寄り集まって構成されているのが社会だ。 そんな社会を生き抜いていくために一番最初に出会う「家族」という小さな社会。 家族の理想像は 「社会に出て疲れた自分を癒してくれる安らぎの場所」 「何か…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ⑤

言葉の魔力と演技の力 人の「言葉」には人を元気に明るくさせる力もあれば人をネガティブにさせる力もある。 本気で愛を伝えることも出来れば、憎しみを孕んだ本気の愛で人を傷つけることもできる。 言葉というのは本音を隠していても「ついうっかり」本音が…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ④

自分の尊厳 毒家族に囲まれているうちは、本来の「個」としての誇りや尊厳を取り戻すのは至難の業だ。 モラルが崩壊している家族に囲まれていても、自分が気づかなければずっとそのままだ。 何かしら息苦しさや辛さを抱えて自分の家族の毒性に気づく人という…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ③

家族というコミュニティの閉鎖性 家族という空間に他人の入りこむ隙はあまりなく、とても閉鎖的なコミュニティだ。 誰一人攻撃性を持たない集団であればその閉鎖性は「家族だから安心して素で寛げる安全な空間」になるが 誰か一人でも攻撃性が強い人間がいる…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ~閑話休題~

余談だが そんなボロボロの傷だらけの時に 「親へも感謝、すべてに感謝!!ありがとう♡♡♡♡」みたいな、自己啓発・宗教系スピにハマってしまうと、更に損傷は激しくなる。 グジュグジュ、ドロドロの傷に、無理やり小綺麗な見栄えだけのいいテーピングを貼っつ…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ②

意識することの大切さ 単純に「自分」が「心地よいな」と五感で感じられるものは、全て自分を優しく癒してくれる薬になっている。 だから、無理やり「傷みをなくそう」と躍起に強い即効薬を求めるだけが答えではないということも忘れないでほしい。 仮に傷み…

毒親育ちが自分本来の誇りを取り戻すために  ①

家庭環境の影響 幼少期の家庭環境で人の「スタンダード」は作られていく。 「毒気に満ちている」言動が多い家族に囲まれて育つと、毒気(刺激)の強い言動に対する免疫がついている。 むしろそれが「当たり前の基準」なので、知らないうちに人付き合いがハー…

許すこととは何なのかを考えさせられたこと 〜前編〜

許すか許さないかは自分が決めること 遠い昔の苦い経験。 若かりし頃に当時親友だと思っていた人から意外な時に不意に心無い言葉を言われたことがあった。 メールのやり取りだったので余計にこじれた。 が、文字でもそれは明らかに意地の悪い言葉だった。 お…

許すこと、とは何なのかを考えさせられたこと ~後編~

親しき中にも礼儀あり 「何を言っても許される気の置けない関係」は理想的で実在するけれど、 「何を言われても許さなければならない関係」というのは心の世界に存在しない。 許すか許さないかを決めるのは自分の心であり、誰かに強要されるものではない。 …

許すこと、とは何なのかを考えさせられたこと ~中編~ 

誰のための言葉なの 話を少し戻すと、謝らずにそこまで言い張るのならば、筋を通してほしい気持ちもあった。 時には、近い関係性ほど耳の痛い事を言うことが必要な時もある。 「お互いのために」そうせざるを得ない時もあるから。 厳しい言葉でもそれがよか…

許すこと、とは何なのかを考えさせられたこと ~前編~ 

許すか許さないかは自分が決めること 遠い昔の苦い経験。 若かりし頃に当時親友だと思っていた人から意外な時に不意に心無い言葉を言われたことがあった。 メールのやり取りだったので余計にこじれた。 が、文字でもそれは明らかに意地の悪い言葉だった。 お…